がんの発症時期について
がん保険に限らず、どんな保険に入るときでも選び方にいくつか注意する点があります。注意する点とは、保険に入るときは簡単に加入できますが、いざ保険金が必要な時になってもなかなか支払われないケースが意外と多いということです。 病気をして入院したのにいざ保険を使おうとしたら条件に合わずに保険金が支払われなかった、という経験をしたことのある人も少なくないかと思います。 病気になって治療・入院した際に保険を使おうとすると、いつ発症したのかが問題となりますが、とくにがんの場合は厳しく調査されます。 例えば医療保険に加入して1年後に5mmの大きさの胃がんが見つかったとすると、加入後90日間の制限期間も過ぎているし、各給付金はもちろん支払われるだろう、とほとんどの人が考えていると思います。 しかし、一般的にがん細胞が5mmの大きさになるには5年かかるとされているので、この人は加入時にすでにがんが発症していたと解釈されてしまいます。 本来なら健康な人しかがん保険に入れないので、保険契約以降に発症したがんが給付の対象となります。 つまり、がんの発症時期を詳しく調査して医学的根拠に基づいて契約前に発症していたとなれば、入院給付金等の保険金が支払われない場合が出てくるのです。 もちろん、自覚症状もなく健康状態に問題なしと言うことで加入できたわけですから、1年後5mmのがんが見つかった場合には、よほど悪質な告知義務違反でない限り保険金を支払うという保険会社が大半になりますが、中には支払いを渋るところもあるようです。 「せっかく毎月保険料を払ってきたのにお金をもらえなかった」というトラブルのもとになることも多いので、事前によく確認しておく必要があります。